時々聞かれる事に「あんた、普段何撮ってるの?」と言うのが在りますが、基本的には
舞台撮影のカメラマンと言う肩書きを語ってます。その他にワイドショー等の局系の仕事、
企業系のVPやプロレスの中継、最近はとんとやってませんが、駆け出しの頃は
例に漏れずAV何かも撮ってました。(w
そんなヤクザ的な撮影と同じくして結婚式の撮影なんかもこなしています。
(長文&結婚式に関係ない人は読んでも意味無いかも?)
これだけの数をこなしていると、ホント色々な事に出会しています。当に喜怒哀楽を体験しているのですがJuneBrideも終わった時期ですが、秋に向かって結婚する人が周りに居たらチョット注意してあげてください。
因みにモザイク掛けてますが、この写真と内容は全然関係在りません。むしろこの披露宴は自分の中で5本に入る物でしたし。。。
さて、一般の人でも結婚式凄く多く参加したことがある人でもせいぜい20回位でしょう。
自分もこの業界に来るまでは全然関係ない世界でしたが、さすがに1500回以上も参加
(見ている)とホント色々な事が見えて面白いです。
まずは、新郎新婦の笑えるエピソード。
1.新郎が酒飲み過ぎて潰れるなんざ日常茶飯事。最悪なのは謝辞の時にお漏らし!?
2.映画「卒業」の有名なワンシーンが在りますが、あれもリアルで在ります。因みに2勝3敗(w
3.太めの新婦が神前式で座った椅子がぶち壊れて、後ろに転がった。
4.新郎が酔っぱらって全裸も良くありますがさすがに新婦が脱いだのは在りません。残念!
(でも新婦友人が脱ぎそうになったのは在りますが。。。^^;)
次に笑うに笑えないエピソード。大半が非常識きわまるGUESTのせいですが、ハッキリ言ってこういう披露宴はその会場スタッフ全員がやる気を無くします。”結構些細な事じゃん”って思われる項目も在るかもしれませんが、都会の結婚式では通用しません。
1.新郎婦が退席中に高砂に座って写真を撮るヤツ。
しかも男女(同僚/友達/愛人?w)は問題外。
2.誰の子供でも良いけど、勝手に走り回らせるな!放任主義と野放しは意味が違う。
子供はみんな可愛いとは思ってないぞ。
3.酒飲みすぎて、大声でしゃべるな!そう言う輩って大体が新郎婦共に初対面だったりする。
ただ酒飲みに田舎から出てくるな!
4.ついでに、ド演歌をリクエストしても無理!カラオケ屋じゃないんだから。。。
5.新郎婦と一緒に写真撮るのも程々に。進行って物が在るんだからその辺は常識考えよう!
6.新婦手紙や謝辞はハイライトシーン何だから下らないヤジや相の手入れて雰囲気壊すな!
とまぁ、まだまだ在りますが上記の馬鹿披露宴は良くあります。
スタッフは裏に回った時にみんな目茶苦茶言ってますから。そう言うお客は番号で呼ばれてます。勿論サービスなんかまともにしませんよ。両人が披露宴に高いお金出してもこの様な馬鹿が居ると全てを手抜きにされます。つまりは終わって帰る頃呼ばれたGUESTは口々に「今日の披露宴は良くなかった」と評価されちゃいます。何となくそう言う披露宴って経験在りませんか?(w
次に結婚式場選びですが、これはもうコスト(予算)で選ぶしか無いです。
高級ホテル=高い=サービスも料理も最高
結婚式場=安い=サービスも料理もそれなり
レストランウェディング=安め=料理はそこそこだが、サービスは期待出来ない
都内でしたら、老舗と呼ばれているホテルならまず間違いないです。良い物が高いのはしょうがないですね。それでも例えばシーズンを外したり大安・友引や土曜日を外せば結構割り引きしてくれるのでお勧めです。
逆に頼ってはいけないのが”通称:ウェディングプランナー”というヤツです。一時期ドラマのモデルにもなった、格安海外挙式で有名なW等は最悪です。結婚もしたこと無いヤツが披露宴のプランニングするなんて無理ですから。後、大手結婚雑誌のZも駄目です。素人の女子大生が妄想で買いているようなプランを信じて、現場に持ち込まないで下さい。ドラマじゃ無いんだから無理です。またこの雑誌に書いてある”一流”と呼ばれるホテルは50%は怪しいです。
結局、結婚式と言うのは大金が動きます。単純に一人頭の単価(料理+引き出物+雑費)が
平均値で¥30,000とするとそれに人数を掛けた金額が披露宴合計です。またこの3万という数字が、良いホテルかそうでないかの目安にもなります。(カタログ参考値段)
4.5万/1人単価まで予算があれば、良い意味で思い出深い披露宴になる事でしょう。
何にしても大金が動くこの結婚式、変なプランナーや雑誌に騙されず自分の足で探しましょう。後はホテルの関係者に紹介して貰うことです。身内意識が強い業界なので、関係者の紹介と言うだけで、その披露宴のランクが上がります。逆に上記のプランナー等が居ると下がるのも事実です。そう言えばこれと同じ様な事例(業界)が葬儀社です。フリーの葬儀請負人まで居る世界なので、こちらも葬儀関係者が居るか居ないかでかなり違います。
…最後に笑えないエピソード。結婚詐欺程度は以下に比べれば可愛いモンです。
1.癌(白血病?)に冒されて余命2週間の新婦。主治医と看護師が出席、下には救急車が待機。
(後日連絡があり、この新婦は披露援後10日でお亡くなりになったそうです。)
2.外式(教会式)からホテルに移動中、大型ダンプに突っ込まれ、新郎婦共に即死。
3.披露宴終了後ロビーにて新郎を胴上げ、酒酔いの為に新郎を支えきれず大理石の床に
頭を叩きつけられ新婦の目の前で即死(脳挫傷)
突発的な事故ばっかりですが、少なくとも胴上げは止めましょう。。。